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名詞でやりたい仕事を決める危険性



いよいよゴールデンウィークですね。皆様いかがお過ごしでしょうか?
私は毎年連休がないので、今年も出勤しながらゴールデンウィークの雰囲気を味わわせていただきます(笑)


さて、今回は「名詞でやりたい仕事を決める危険性」について、取り上げていければと思います。例えば「接客が好きだから接客の仕事がしたい」「サッカーが好きだからサッカー選手になりたい」という風に自分の好きだと感じる職業名、つまり「名詞」だけで仕事を決めていくことは、非常に危険であると私は考えています。(もちろんそれがいかなる場合も誤りというわけではありません)そう思う理由は以下になります。

理由:自身の思いや夢を諦めることになるかもしれないから
例えば「俳優になりたい」と考えると、テレビや舞台に出ることを考え、既存の俳優さんが通っているルートしか見えなくなります。そうするとテレビや舞台に出れなかった場合、その夢を諦めてしまうことになるかもしれません。

多くの場合、特定の職業や分野が好きだと感じることには理由があります。例えば以前お会いした「接客業が好きでその仕事に就きたいけど給与面が心配」とおっしゃっていた方は、よくよくお話を伺うと「お客様と接することで、セカンドニーズを引き出し、自分の提案に満足いただいた時が好き」とのことでした。その方は「自分が楽しく働けるのは接客業だろう」と思っていらっしゃいましたが、他の仕事でもその思いを叶えることはできそうですよね。このように名詞でやりたい仕事をいきなり考えると、自分の思いや夢を実現する手段がグッと狭まり、本来選べたはずの選択肢が除外される危険性があります。

また、そうして実現手段を絞り続けることで結果的にその職業に固執し、「自分にはその仕事しかできない」と思い、気づいたらその職業以外の経験やスキルが身に付かず、新しい道に飛び込むタイミングを失ってしまった…という状態になる可能性も高いです。現在は変化の激しい時代と言われており、社会から必要とされるものも目まぐるしく変化しています。コロナ禍でもあったように「その仕事もう必要じゃないんだよね」といきなりなってしまうことだって十分に考えられます。そうなった際に、一つの職業やスキルに縛られるというリスクを防ぐためにも、自身が「なぜその仕事が好きなのか」「自分が意味や意義を感じることの特徴とは何か」「本当にその職業だけでしか叶えられないことなのか」を考え、あらゆる「思いの実現手段」を模索し、チャレンジしていくことが重要なのではないかと思います。

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